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用語  

 だいたい、いつもおかまのネコが知ったかぶりでいろいろ書きよる。 ワシらただのナニワのノラやからあんなにペラペラようしゃべらんで。 おかまだかオネエだか知らんが、人間様にやしなわれてエサもろとって、 ぬくぬくストーブの前で昼寝しとる奴にエラそうにいわれたないわ。

 ワシらいつでもハラすかしとんねん。なんかくれ!くれたら書いたるわ。 ...(ごっそさん)

 それで何やて、今度は「ビッグデータ」かいな。そんなん簡単や。気が狂うほどの 大量でぐしゃぐしゃなデータのことや。まともなやつなら捨てるようなデータや。実際、いままで は捨てとったん。ただの大量データちゃうで。ぐっちゃんぐっちゃんのレロレロなんやで!

 まともなデータは前から「データマイニング」やら「データキューブ」やらいうて、まじめにやっとったん。 たとえば「誰が/いつ/どこで/なにを/いくらで買った」さらに「現金で/カードで買った」、 「お天気や気温はどうだった」、「一人暮らし/大家族/赤ちゃんおる」、それから 「白菜を買ったとき、いっしょにマロニーちゃんもこうとる。これは鍋の材料やな」なんちゅーこと を調べたんや。だったら、白菜の横できのこも売り、マロニーちゃんも置いとけ、ってな按配で 売り場をつくってぎょーさん売りおったわけや。

 ところが変なやつがおって、まともなデータ以外もおもろいやんけ、と調べはじめたんやな。 最近では「ついった」「ふぇーすぶっく」みたいなゴミみたいな書き込みでも、大勢がひとつの キーワードを書きはじめたら「これからブームくるんちゃう?」とか予想しおって、それが けっこう当たるんで「おお!もうかるやんけ」ってなったんや。

 ほんまはデータマイニングの真髄は、「予想して分析するのではなく、未知の要素を抽出する」っちゅー ところにあるんや。「なんで売り上げが落ちたのか、どう考えてもわからん。わからんからそこにある データを全部ぶっこんで、なんか見つけてーな」っちゅーことや。

 ビッグデータも、テラ、ペタ単位の大量データっちゅーことと、位置情報やら動画やらセンサーデータ、 ソーシャルデータ、クリックストリームやらが混在しとるっちゅーことと、 休むことなくデータが生成・消滅するんでパワーが数十倍、技術も革新的やないと処理できん。けど、目的はいっしょや。

 ぐーぐる先生がやっとるやろ。まちがえて入力しても「あんたまちがえたな。ほんまはコレやろ」いうて 出してきたり、途中まで入れたら先読みしおるやろ。しゃらくさいけど便利や。漢字キー押さんでも 漢字が入るもんな。あれビッグデータ解析の結果やねんて。

 そやけど問題もあるわな。ブラウザの検索やらジャンプやら、履歴全部見られたらまずいやん。 究極の個人情報は「遺伝子」やという人もおるけど、わしは「アクセス履歴」やと思うで。 つまり、「遺伝子」はカラダのすべてを知られることになるんやけど、こっちは アタマの中で考えてることそのものやがな。 これ以上の個人情報がどこにあるっちゅーうんや! 勝手に盗まんといて!

ビッグデータ
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KC