よく使うDOSのコマンド
CD DIR MD COPY TYPE DEL REN SET EXIT ヘルプ
Change Directory(カレントディレクトリ変更)。パラメタなしの場合、Unix系では、ホーム・ディレクトリに戻るが、DOSでは意味がない。パラメタは、相対パスまたは絶対パスで指定する。
相対パスの例
C:\>CD src C:\src> C:\src>CD ..\bin C:\bin
絶対パスの例(DOSのコマンドは大文字小文字を区別しない)
C:\src>cd \bin C:\bin>
なお、カレントドライブの変更は、ドライブ文字列を直接打つか、/Dを指定する。
C:\>D: D:\>
Directory内容表示。
C:\src>dir 2003/09/09 18:14 <DIR> . 2003/09/09 18:14 <DIR> .. 2003/09/10 21:26 <DIR> old 2003/09/08 19:36 61 hello.c
ファイル名だけをワイド表示。
C:\src>dir/w C:\src のディレクトリ [.] [..] [old] [difflog] hello.c hello.exe hello.obj hello.tds mul.c mul.exe mul.obj mul.tds
短いファイル名も表示する。長いファイル名と同じときはブランク。
C:\src>dir/x
ページごとにPAUSEする。これは、ディレクトリに大量のファイルがあるときに便利。
C:\src>dir/p
ディレクトリを指定して表示する.。
C:\src>dir old
ディレクトリの新規作成。
C:\src>md temp
親ディレクトリを指定して作成する。
C:\src>md \work\temp
ファイルやディレクトリのコピー。Unix系ではcpなので混乱しないように。
C:\src>copy aaa bbb
ファイルの連結もできる。
C:\src>copy aaa+bbb ccc
テキストファイルの内容を表示する。Unix系のcat。バイナリに使わないように。
C:\src>type hello.c
大きいテキストファイルの場合はスクロールしてしまうので、こんな風にする。
C:\src>type hello.c | more
ファイルやディレクトリを削除する。Unix系のrm。
C:\src>del aaa
ワイルドカードも使える。確認なく全部消えるので注意。
C:\src>del *.c
ファイルやディレクトリの名前を変更する。Unix系のmv。
C:\src>ren aaa bbb
環境変数を(一時的に)設定する。Unix系のset/env。
C:\src>set PATH=C:\bin
環境変数を削除するときはこうだ。
C:\src>set PATH=
でも環境変数PATHは重要なので追加するほうが安全だ。
C:\src>set PATH=%PATH%;C:\bin
すべての環境変数を確認したいときはSETだけを打つ。
C:\src>set
DOSプロンプトで設定した環境変数は、DOSプロンプトを終了すると失われるので注意。 永続的に使う場合は環境変数の設定方法を参照のこと。 また、特定のプログラムやコマンドを実行する場合に、繰り返し使用する場合は、バッチファイルを作ってその中でsetする。
言わずと知れた脱出コマンドだが、案外忘れることが多い。 ×をクリックするのに慣れてしまうと、最大化したときに閉じられなくなる。普段からEXITを使い慣れておこう。
コマンドさえ覚えておけば、細かい指定方法はヘルプで確認できる。たとえば、
C:\src>copy /?
などとタイプすれば、USAGEが表示される。