この関数の目的
fmod()は、実数を割った余りを計算する。
定義
#include <math.h> double fmod(double x, double y);
働き
x/yの浮動小数点剰余を返す。
x と同じ符号で、 x - i * y
を返す。
ここで i は、返される値の絶対値が y の絶対値より小さくなるように選ばれる。
y がゼロの場合、ドメインエラーとなるか、ゼロを返すかは処理系定義である。
解説
fmod とは英語の floating point modulo から来たもので、 modulo は剰余(割った余り)という意味である。
整数の剰余は、 % 演算子によって行われる。
実数の剰余は、例えばこんな具合である。
sin( fmod(theta, 2 * 3.14) ) == sin( theta )