あ〜おいしかった、まぐろとカニカマ。なんだかさっき、Webサービスの話をしていたような気がするんだけど、何をいいたかったか忘れちゃったから、ユビキタスの話をするわね。
猫ってごはんを食べると、記憶がクリアされちゃうのよ。そうなのよ〜ごはんがリセットボタンなのよ〜。人間は、そんなことはない?
ユビキタスって、聞きなれない言葉よねぇ。よくユキビタスって間違って書かれているのを見るわ。
ラテン語らしいんだけど、いつでもどこでも、風呂の中でもトイレの中でも、砂漠の真ん中でもチベットの山奥でも、ネットワークにアクセスしてコンピューティングできるってことらしいわ。
ユビキタス社会というのは、そういう環境が整備された社会ってことで、今はまだそこまでいってないから、理想とする社会の姿をあらわした言葉ね。
でもねぇ、あたしはきっとそうなると思ってるの。人間が電気ってものを発明して、「おおー!こりゃ便利だ」ってんで、あっというまに世界中に発電所と鉄塔と高圧電線が設置されたわけでしょ?
よく高尾山なんかに登山にいくと、山の上のほうにコーラの自動販売機があって、びっくりするわ。こんなところまで電線が敷かれているんだにゃーって。
そう思ってたら、こんどは携帯電話でしょ?山で遭難しても、家に電話かけたりして「おぅ、お母ちゃん、遭難しちゃったよ」なんてね。ちょっと前まで考えられなかったわ。
インフラのあるなしが、生死を分けることになるのよ。
ユビキタスもそう。あたしは猫だけど、想像できるわ。近い未来にジャングルで道に迷ったらGPSで位置を調べ、インターネットで食べられる食物を調べて、生き延びることになります。
宇宙にも出て行くけど、やはりインターネットで「お、宇宙服の直し方、はこれか」なんていいながら、自分で修理することになるのです。
インフラの整備は、予算と技術があればできるけど、あたしが思うに、いちばんのハードルは、人間の意識の改革よ。住基ネットで大騒ぎしているようじゃ、まだまだ先は長いわね。まー、頑張ってね!
あ、うん○したくなった!(ダッシュで消える)